2023年10月4日 刑務所を出所して思うこと


長文になります。

被害弁済について考えていること。 事件の被害者の方々には本当に申し訳ないと思っております。 2023年10月現在、立件されたうちの1件は全額の被害弁済ができていない状況です。 改めて理由を記載しておきます。 躁鬱病のため体調を崩しやすく、長時間労働や連続勤務ができないこと。 現在の収入は4万から6万円程度 理由アルバイトを退職したため。 退職前は12万円ほどでした。 YouTubeは収益化できておりません。 という理由からです。 じゃあどうやって被害弁済するのか YouTubeの収益化条件は整いました。 12月に申請します。 ここからお金を捻出していきます。 一年患っている躁鬱病、寛解するように努力しながら一日も早くアルバイトも出来るようにし、生活を安定させ、ここからも弁済金額を捻出する。 他にも自身が役に立てる場があれば、そこで収益化したものを被害弁済に充てたいと考えております。 具体的な理想の弁済金額は月に15万円から20万円。20年間の弁済計画で全額となりますが、今は困難です。 収入が増加した場合はその都度弁済額を増やしていこうと考えております。 このような計画を立てております。 長期的な計画です。共犯はおりますが、連絡は取ろうとも思いませんし、取ってはならないと裁判でも言われております。連絡先もわかりません。 彼らが被害弁済をどう考えているかはわかりませんが、僕は僕のできる事を全力で取り組みたいと考えています。 僕は若い頃から、逮捕されるまではお金が全ての人間でした。金のためならなんでもやるような人間だったと思います。 お金持ちに憧れ、ああなりたい。 高価なモノを身につけて見せびらかしたい。羨ましがられたい。そんな風に思ってました。 今でも裕福な生活している人を見ると、凄いなとか、仕事を頑張って努力されたんだなとか、そんな感情は抱きますが、昔のように羨望の眼差しで見る事はなくなりました。刑務所へ入ってから知足按分という言葉を覚えました。贅沢をしようとは思いません。出所してから2年8ヶ月、今も変わる事はありません。 正直今の生活は裕福ではありませんし、余裕もありませんが、今ここに生きている事に感謝、毎日食べ物が頂けることに感謝、水道のお水を飲めることに感謝、何に縛られることなく自身の意思で自由に行動できることに感謝、支えて下さる皆様に感謝して生きることで心の中は大富豪のようです。 どうせまた金がなくなったら詐欺でもやるんだろう。闇バイトやるんだろう。 そう思っている方々もたくさんいらっしゃると思いますが、そこまで追い込まれたら、僕は迷わず自死を選択します。 刑務所の中で逮捕前の自分を本気で殺してやりたいと思いましたから。 じゃあ今死ねとか言われそうですけど、残念ながらやらないので死にません。 あくまで僕の価値観で話を進めますが、 お金は大切です。経済力って本当に力になるし自信を与えてくれる。大切な人たちを守ることもできる。人を助けることができる。僕はお金を否定しているわけではなく、お金だけを見て生きると人生破滅しかねない、犯罪に走ってしまいやすいということを言いたいだけです。 特にこのSNSの時代、スマホをいじればお金や煌びやかな生活、欲望を掻き立てるような画像や動画、文章が目に飛び込んでくる。お金があればなんでもできるんだよ。お金がないと生きていけないよ、お金が幸せにしてくれるよという情報に洗脳されやすくなっている。 だからこそ気をつけてもらいたいと考えています。 人が喜ぶことを人のためにすれば、お金は後から必ずついてくる。僕はそう思ってます。 そのついてきたお金を、被害弁済をはじめとして、困っている方を助けるため、僕の大切な人たちを守るため、人に喜んでもらえることをするため、そして自身の目標を遂げる資金に充てたいと思います。 綺麗事と思われてもいい。 自分ができる事を一生懸命やっていきます。 長文をお読み頂きありがとうございました。